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原村

07年07月25日 町村長コラム 原村長コラムVol.9(広報はら 平成18年10月号より)

 村井知事の登場である。
 田中前知事の改革路線はあまりに過激でありましたり、一般的には受入れがたい高踏的だったりしたようです。加えてトップダウン的手法が目立ちすぎ、周囲の反感も買っていました。同じことでも周囲の理解を得てやれば良いのですが、それでは時間がかゝってしまいます。

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 田中氏は常日頃、時間のかゝる改革は変化であって改革ではない、と言っていましたので、急ぎすぎていました。また民意を酌みとるのも直接的手法のeメールやファックスを重視していましたので、組織的積上げは軽んじられ、しばしば偏向しました。奇人変人らしく、奇行奇策も数ありました。ではやったことは全部いけなかったかというとそうでもありません。公共事業は嫌いましたが、財政健全化には尽し、県債の減少とソフト事業には力を入れました。壊すだけでもなく、30人規模学級や託幼老所等を実現しました。何よりも信州を全国に発信しました。常に弱者の味方でした。
 急ぎすぎた改革の針が振れ戻るのは、物の道理というものです。常識的すぎるほど常識派の村井知事が誕生するのも、むべなるかなでしょう。旧に復することも多々と思われます。特に公共事業をはじめとする国の補助事業は、村井氏が選挙中にそう述べていたのですから、期待を持つ人は多いのではないでしょうか。パフォーマンスの象徴のガラス張り知事室がなくなると共に、県の組織も解りやすいものに改まるでしょう。たゞ村井氏の発言の中には、いずれ道州制になるのだからといった市町村合併を更におし進める予感もあります。
 合併問題は、合併するにしてもしないにしても、地域の自治とコミュニティを考える上で大変良い機会になりました。私たちは今後の地域づくりを進めて行く上で、民意を軽視する発言に惑わされず、魅力ある社会の実現に邁進しなければなりません。

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