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10年08月27日

町村長コラム

原村長コラムvol35(広報はら 平成22年7月号より)

 原村地域内の公共交通の実証運行が、10月1日から半年間行われることになりました。公共交通につきましてはどういう方法が良いか住民の皆さんにも議論を戴きまして、これからやろうという方法に落ちついて来ました。半年間の実証運行をしてみて、改善すべき点があるか検証し、来年度も更に実証運行を重ねて、より良い体系に築き上げることになります。実証運行は3年間の国の補助事業なのですが、残念なのが国土交通省の事業レビューにより、大幅に補助金が減額となることです。
 そもそも生活様式が変わり、地域交通を担っていた民間バス会社の経営が立ち行かなくなり、地方自治体も補助金を出して支えましたが、それでも運行出来なくなったことに原因があります。便利さを求め自家用車が発達した結果です。通常それで良いのですが、高齢や一人暮らしで運転できないとか、高校へ通う子供は運転できないので問題なのです。また遠方からの来訪者や観光客にとっても不便です。これが全国どこへ行ってもこうなのですから、世の中も到ったものです。
 原村という地域の活力とイメージからは、定期バスが来なくなる村で良いのかということがあります。原村は鉄道も国道もない村です。せめて定期の路線バスくらいは温存したく、穴山・原村線として払沢までの路線を残すことにして戴きました。これで茅野駅方面への交通は確保できる訳です。そこで爾後は村内交通です。払沢の役場前を結節点として村内4方向を確保する循環車両を配することになりました。北部方面、西部方面、南部方面、八ヶ岳方面の4方向です。富士見町へは南部方面車両が全便回ります。また通学支援便として、すずらんの里駅へ繋げる車両を別途数便考えました。
 戸口から乗れるオンデマンドは一見便利ですが、自分の予約予定に縛られるので却って不自由となり不便となることもあるとて、定時定路線としました。各方面からもみの湯への乗り継ぎには、なるべく不便にならないダイヤ設定に心掛けましたが、一部ままならないところもあり、順次工夫したいと思います。
 やってみて不都合なところは改善しなければなりませんが、皆で支えて育てて戴くようお願いする次第です。皆が利用しなければ、公共交通は無用の長物となってしまいます。循環車両には愛しい名前をつけて、皆の頼れる存在としたいですね。

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