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11年11月21日 原村長コラム vol.3(広報はら 平成23年11月号より)

 東京電力福島第一原子力発電所の事故により、社会の趨勢はどうやら脱原発に傾いてきたようです。確かに事故が起きると制御不能となり放射能を撒きちらす原発は、厄介この上ないシロモノですからなくて過せるなら、ないに越したことはありません。
 今の電力供給事情から言いますと、原発に代るべき電力を何で賄うかが問題です。一時凌ぎに休止した火力発電を再開したりしていますが、火力発電に頼ることは、つまり化石燃料に頼ることで、地球温暖化防止の観点でもう出来ません。循環可能、再生可能な自然エネルギーを活用すべきです。小水力、風力、太陽光熱、地熱、温泉熱、潮波潮流、バイオマス、廃熱その他あらゆる物が言われ、研究され、既に利用されている物もあります。これらは大変有効ですが、今現在で全電力の需要を賄うことは出来ません。贅沢や便利さは慎んで節電に努めること、産業や経済が停滞しない範囲で使用電力量を減らすこと、代替エネルギーが開発されるまでは細心の注意を払って原発を運用して行くことが求められるのは止むを得ません。
 今すぐにも原発を止めろという議論は、国民生活や文化を向上し、産業経済を発展させなければならない上からは無理があります。私たちは再び昭和年代の生活に戻ることは出来ないのです。
 でありますから自然エネルギーの利用方法を進展させ除々に原発から、循環可能、再生可能なエネルギーでの電力に転換して行くことが順当と思えます。そうして将来に亘って持続可能な社会を作って行かなければなりません。少なくとも原村は永久に続く村であるために、そういう村であって欲しいと願うのです。エコヴィレッジ構想にはそういう思いがあります。
 自然を制御することは出来ません。自然に従って生きる。電気を湯水の如く使う生活を改めなければなりません。

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