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12年01月19日 町村長コラム 原村長コラム vol.5(広報はら 平成24年1月号より)

 南三陸町に行ってきました。東日本大震災で短期保養に本村を訪れた人達の縁でです。南三陸とはどんな所か、震災の様子は、避難生活は、仮設住宅での生活は、復旧復興の状況は、原村を訪れた人達は元気だろうか。佐藤町長にもお見舞いと激励を申し上げたい。
 本当は、もっと早く行きたかったのですが、災害収拾で大童の所では却ってお邪魔と遠慮したのです。行ってみて驚いたのは今更ながら生々しい災害現場と、その規模の大きさです。テレビ映像で何度も見ているとはいえ、実物を目の当たりにして言葉を失うとは真にこの事です。南三陸町は旧志津川町と歌津町が合併していますが、両町とも相当な規模の市街地でしたが総て津波に呑まれ、惨憺たる中に瓦礫の山だけがありました。役場も流され、丘上の運動公園に仮庁舎が置かれ執務していました。4階まで水没して逃げ場を失った志津川病院は廃墟と化し、3階の屋上まで水没した防災センターは鉄骨だけとなり、避難を住民に呼掛けていたうら若き女性が殉職された話は哀れを誘います。建物屋上に残された車や船も散見され、猛威を推測するに充分でした。
 荒砥地区、歌津地区とも皆さん、仮設住宅で力を合せて復興に励んでおり、元気な笑顔を見せて貰えました。途方に暮れていた時、原村を訪れ、高原の爽やかな空気と雄大な八ヶ岳、温泉に癒され、親切にして貰ったことには、心から感謝しているとのことでした。若布や牡蠣の養殖を始めると力強い漁民魂と地域の絆を見ました。
 佐藤町長は松本に2年間いたことがあるとか、町民の先頭に立って一日も早い復興をと忙しく立回っておられました。今度の震災では近傍市町村の災害援助協定は役立たず、遠くの山形県庄内町がよくやってくれ、頭の下がる思いと感謝していました。私達もそうありたいものだと思いました。何にしても、人の世の絆の大切さを改めて認識した旅でした。

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